FJ電気抵抗式溶融炉

殆どの廃棄物は、特別なものを除いて電気的導電性を持っていないが、高温状態(特に溶融状態)になると、一般的な物理法則として導電性が出てくる。この溶融状態での導電性を利用して、電極間の電流を流し、ジュール熱を発生させて、溶融された廃棄物を加熱する方式をとっている。

本体部

日量5ton~30ton(必要に応じて大きな溶融炉の製も可能)
廃棄物の種類焼却灰、汚泥、PCB、アスベスト、医療廃棄物、シュレッダーダスト、低濃度放射性廃棄物等
残渣の利用ガラス固化されたスラグは粉砕して、リサイクルが可能、比重分離された金属

溶融炉と電極

炉内温度1100℃~2000℃ (温度上昇が短時間:約1時間)
PCBは1100℃以上、アスベストは1500℃以上の温度が必要(廃棄物の処理温度と炉の耐熱温度により温度設定は自由)
運転電極の可変制御と、電流の自動制御に適切な温度設定と省エネの実現
環境の影響燃焼では無いので、酸素を必要としない、CO2の発生が少ない